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「おとな女子」へのおすすめマンガ[PR]

「悪女(わる)」/深見じゅん

カナダに移住しても買い集め続けた悪女(わる)

テレビでも連続ドラマは苦手です。続きが気になって気になって、とても次の週までなんて待てないタチなので。マンガも基本、読み切りもしくは完結済みの作品ばかり読んでいます。

そんなわたしが、カナダ移住前から移住後まで読み続けた連載マンガが「悪女(わる)」です。

悪女(わる)

あらすじなどの作品情報はシーモアの購入ページでご確認いただけます。

別れた彼の置き土産だった「悪女(わる)」

初めて「悪女(わる)」を読んだのは、1冊丸ごと「悪女(わる)」という雑誌の特別号でした。当時の彼が「こんな(麻理鈴のような)子が好き」とくれた雑誌でした。

その後その彼とはお別れしてしまいましたが、なんとなく「麻理鈴の恋が叶う頃にはわたしも幸せになれる」ように思い、単行本が出ると購入し読み続けていました。

国内添乗から海外添乗に出るようになり、二夏のバンクーバー駐在を経てカナダに住むようになった時期です。日本に帰るたび、続刊を買いました。仲の良い添乗員仲間がカナダへ来る時に、お願いして買ってきてもらったこともあります。

正直「これで終わり⁉︎」と思うほど最後はあっさりでしたが、「悪女(わる)」の最終回までにはわたしも新しい恋をして、しっかり幸せに暮らしていたので、麻理鈴には本当にパワーをもらったと思っています。

連載中に一度、そして30年後に再びテレビドラマ化もされたマンガです。石田ひかり主演の1992年版はキャスティングのイメージに違和感があり過ぎたため、全く観ていません。今田美桜主演の2022年版は、とりあえず麻理鈴がおかっぱ頭だったので観てみました。

峰岸さん役の江口のりこは適役だったと思います。「原作とは別物」と自分に言い聞かせながらでしたが、時代の流れを感じつつ楽しめました。

原作の麻理鈴は、けして美人ではなく、どちらかと言えばがさつなOLですが、その一生懸命さはきっとあなたの元気の素になります。