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「おとな女子」へのおすすめマンガ[PR]

「クールな愛情」/ 艶川玲生

一番下の娘の結婚式

女たちのサスペンス82巻に収録されいる作品の一つです。単独で商品化されていないのですが、とても気に入ったので紹介させてください。


女たちのサスペンス82

通常ネタバレにならないよう、あらすじなど作品の紹介はシーモア任せにしていますが、今回はご確認いただけません。

かいつまんで言えば、娘と継母の話です。かいつまみ過ぎかしら。

「ママ母」のスタンス

自分では「ママ母」と若干茶化して称していますが、わたしは継母です。一緒に暮らした義理の娘たちと初めて会ったのは、お姉ちゃんが9才になったばかりの秋。妹は6才でした。

母親になろうと気負ったことは一度もありません。「犬や猫でも自分の家の子が一番可愛い、子供たちだって同じ」そのくらいの気持ちで暮らしていました。

でも娘たちが巣立つ時、「いつもそこにいてくれた」と言ってくれたんです。それがとても嬉しかった… だから、この作品がなんだかとても気に入ったのだと思います。

短い作品ですが、ぜひ読んでみてください。特に「ママ母」さんにおすすめです。

買わなくても良かったんじゃない?のためのレンタル

電子書籍には、購入前に「立ち読み」できるページがあります。初めての漫画家さんの作品なら、絵面が好きかどうかの確認も大切ですよね。扉絵だけでは分かりづらいことも多いので「立ち読み」ページは必ずチェックしてみましょう。

購入前に「立ち読み」できることも、電子書籍利用の大きな魅力です。「立ち読み増量」で一巻まるまる読めてしまうような作品もあります。

でも「立ち読み」で確認して購入しても、読んでみたらそんなに好きじゃなかった、気に入らなかったという作品もあるでしょう。

いろいろなジャンル、いろいろな漫画家さんの作品に挑戦してみたいと思う人には、Renta!がおすすめです。

Renta!って?

Renta!を運営するパピレスは電子書籍の老舗です。パピレスという社名は「パピルス(紙)」が「不要(レス」になると付けられました。

1995年3月に設立され今年は28周年を迎えています。2007年4月から、オンラインで電子書籍をレンタルするサービス、Renta!を始めました。

もともとはパソコンでの利用を想定して始まったサービスですが、スマホやタブレットの普及に伴い、どの端末からも利用できるストリーミング形式となっいます。「タテコミ」「アニコミ」といったスマホ特化のシステムも開発されました。

現在では、海外の電子コミックの需要に対応するべく英語のサイトも運営されています。中国語でのサービスも行っていますが、韓国語でのサービスも開始される予定です。

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まずは気軽にレンタルから

気になる作品を実際に読んでみたいと思う時、電子書籍もレンタルできる時代になりました。電子書籍なら、借りるのも返すのもオンラインで完結します。

特に電子書籍の老舗パピレスが運営するRenta!が好評です。月額料金はなくポイント制で、読みたい時に読みたいだけポイントを購入して利用できます。

さらにレンタルして読んだ作品が気に入れば、差額で購入も可能です。気になる作品があれば気軽に借りて読んで、お気に入りを見つけましょう。

 

「離婚届」/たむろ未知

離婚届

テーマが離婚なので不倫話も混じっていますが、決して不倫を肯定していない顛末は悪くありません。

レビューは良くないけれど、人生ってそんなものじゃない?と思わずにいられない話が多かったと思います。「そりゃ離婚だわ」という話や、やっぱり別れない話… わたしはけっこう好きです。


離婚届

あらすじなどの作品情報はシーモアの購入ページでご確認ください。

ミステリー好きなので

わたしはレディースコミックスの中でもヒューマンミステリー系が好きで、たむろ未知作品はよく読んでいます。

たむろ未知の代表作は女検事・玲緒奈と言われるように、アラフォー検事の明日はどっちだ!とかアラフォー弁護士の明日はどっちだ!など読み応えのある司法モノも多いです。

離婚届を読んで、人生そのものがミステリーなんだろうなと思わずにいられませんでした。

 

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「楽園行きの切符を二枚」/藤田素子

わたしの楽園では、きっとピンクのお花がいっぱい咲いているでしょう

「ファミリー」「悪女(わる)」「天は赤い河のほとり」と、3作続けて好きな大作を取り上げましたが、小品も紹介していきたいと思っています。

「楽園行きの切符を二枚」はこのブログを始めるきっかけとなった作品です。こういった掘り出しモノ的な作品をおすすめしたいと思い「きらりんピック」を立ち上げました。

楽園行きの切符を二枚

あらすじなどの作品情報はシーモアの購入ページでご確認いただけます。

おとな女子が夢見るセカンドライフ

「楽園行きの切符を二枚」は、レディースコミックス誌で活躍されているマンガ家、藤田素子の作品です。

藤田素子は、実はご夫婦でマンガを共作されている作家さんなのだそうです。もう、そこからして憧れます。夫婦で共同作業ってステキですよね。

代表作は「橘屋繁盛記」や「コドモのお医者」でしょうか。わたしは、ガンコ親父と下町のマドンナが営む人形焼の老舗「橘屋」の心温まるドタバタ劇も大好きです。

「楽園行きの切符をニ枚」には、表題作の他に3つの物語が収められています。どれもセカンドライフへの夢をかき立ててくれる作品です。

前半の2作品には、とにかく羨ましい憧れのセカンドライフが描かれています。そして後半の2作品は、夢のあとさきにつながっていくような含みのある物語です。

好きなことを好きなように書いているnoteで少し詳しく触れていますが、夫はわたしより23歳年上です。独りの老後を迎えるであろうわたしには、老夫婦が一緒に始めるセカンドライフが、よりいっそう魅力的に思えるのかもしれません。

 

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写真出典:楽天市場より

「天は赤い河のほとり」/篠原千絵

イメージ画像

いまさら子供の惚れた腫れたはもどかしい、というかむず痒いと言うか。

そうは言いつつ、「天は赤い河のほとり」は好きです。主人公のユーリって登場時、実は中学3年生。子供なんですよね。壮大な歴史の中では、登場人物の年齢なんて小さな問題なのかもしれません。


天は赤い河のほとり

あらすじや作品情報はシーモアの購入ページで確認できます。

カイルはどこ?トルコのイメージは、お茶を飲むおじさんたち

「天は赤い河のほとり」は、古代オリエント時代のトルコを舞台としたマンガです。トルコは添乗員時代にイスタンブールだけ行ったことがあります。カッパドキアくらいまで行けると良かったんですけど。

イスタンブールしか知らないわたしのトルコのイメージは、お茶を飲むおじさんたちです。どこのお店に入っても、奥でおじさんたちがおしゃべりしながらお茶を飲んでいて、「一杯飲んでいきなさい」と声をかけてくれました。

カイルのようなステキな王子様とは出会えませんでしたが、トルコのおじさんたちは、皆とても気の良いおじさんたちだったように思います。

「天は赤い河のほとり」の舞台となったヒッタイトという国は、トルコの中央部に広がる高原地帯にあったそうです。

赤い河は、トルコ語で「クズルウルマク」と呼ばれています。全長1355キロ、トルコで一番長い河川です。トルコの東アナトリアの山からカッパドキアを抜け、弧を描くように黒海へと流れ込みます。

世界で一番長い河川はエジプトのナイル川、6695キロです。そのナイル川の流れるエジプトを舞台にした「王家の紋章」というマンガがあります。なんと1976年から始まった連載が今も続いている、ナイルも真っ青な長編です。

「天は赤い河のほとり」は、「王家の紋章」のパクリだという人もいます。同じような時代に、現代からタイムスリップした少女がヒロインという設定は非常によく似ているようです。

完結していないので、わたしは「王家の紋章」を読んでいません。内容に関しては比較できませんが、でも絵柄は「天は赤い河のほとり」の方が好きだと思っています。

「天は赤い河のほとり」を読んだら、きっとトルコに行ってみたくなる…ユーリとカイルの面影を求めて訪ねてみたくなる、そんな旅情を誘うおすすめのマンガです。

 

「悪女(わる)」/深見じゅん

カナダに移住しても買い集め続けた悪女(わる)

テレビでも連続ドラマは苦手です。続きが気になって気になって、とても次の週までなんて待てないタチなので。マンガも基本、読み切りもしくは完結済みの作品ばかり読んでいます。

そんなわたしが、カナダ移住前から移住後まで読み続けた連載マンガが「悪女(わる)」です。

悪女(わる)

あらすじなどの作品情報はシーモアの購入ページでご確認いただけます。

別れた彼の置き土産だった「悪女(わる)」

初めて「悪女(わる)」を読んだのは、1冊丸ごと「悪女(わる)」という雑誌の特別号でした。当時の彼が「こんな(麻理鈴のような)子が好き」とくれた雑誌でした。

その後その彼とはお別れしてしまいましたが、なんとなく「麻理鈴の恋が叶う頃にはわたしも幸せになれる」ように思い、単行本が出ると購入し読み続けていました。

国内添乗から海外添乗に出るようになり、二夏のバンクーバー駐在を経てカナダに住むようになった時期です。日本に帰るたび、続刊を買いました。仲の良い添乗員仲間がカナダへ来る時に、お願いして買ってきてもらったこともあります。

正直「これで終わり⁉︎」と思うほど最後はあっさりでしたが、「悪女(わる)」の最終回までにはわたしも新しい恋をして、しっかり幸せに暮らしていたので、麻理鈴には本当にパワーをもらったと思っています。

連載中に一度、そして30年後に再びテレビドラマ化もされたマンガです。石田ひかり主演の1992年版はキャスティングのイメージに違和感があり過ぎたため、全く観ていません。今田美桜主演の2022年版は、とりあえず麻理鈴がおかっぱ頭だったので観てみました。

峰岸さん役の江口のりこは適役だったと思います。「原作とは別物」と自分に言い聞かせながらでしたが、時代の流れを感じつつ楽しめました。

原作の麻理鈴は、けして美人ではなく、どちらかと言えばがさつなOLですが、その一生懸命さはきっとあなたの元気の素になります。

 

「ファミリー!」/渡辺多恵子

カリフォルニアの海、ではなくエリー湖ですが

最初におすすめするマンガを何にするか…悩んだ果てに選んだのは、渡辺多恵子作「ファミリー!」です。

ファミリー!

あらすじなど作品情報はシーモアの購入ページでご確認いただけます。

アメリカへの夢と憧れを育んだ名作「ファミリー!」

初めて「ファミリー!」を読んだのは高校生の頃だったと思います。勉強は嫌いなくせに、英語を嫌いにならなかったのはこの「ファミリー!」とゴダイゴのおかげだったかもしれません。 「ファミリー!」のアンダーソン一家は、わたしにアメリカへの夢と憧れを与えてくれました。

「ファミリー!」の舞台はカリフォルニアです。青い空と青い海が広がるイメージ。初めて「ファミリー!」を読んだ時、日本からアンダーソン家へホームステイに来た留学生マリコの憧れが、そのままわたしの憧れになったように思います。

それぞれが個性的で魅力あふれるアンダーソン一家のメンバーで、わたしのイチオシはシェレンママです。とても信心深く、優しくて愛情たっぷりなのに天然度100%だから全く嫌味がありません。子供たちが壁にぶつかった時は、黙って抱きしめてくれる…そんなお母さんに憧れました。

憧れ。「ファミリー!」には、わたしの海外への憧れの全てが詰まっていたように思います。憧れが高じてか、アメリカではありませんでしたが、カナダに住むようになったほどです。

泣いて笑ってまた泣いて、でもしっかり考えさせられることもあって。「ファミリー!」はハートフルなアメリカンホームドラマです。

基本的には1話完結なので隙間時間にでも読みやすくなっています。読んだことがないという方にはもちろん、むか〜し読んだ記憶があるという方にも、もう一度ぜひ読んでみてほしいと思うおすすめのマンガです。